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「やぶ医師のひとりごと」 肺炎の予防

「やぶ医師のひとりごと」 肺炎の予防

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 372号  ◆
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   2013年3月22日発行 購読者数 8704名
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 ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
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 HP:「病気の症状と予防」
    http://www.yabuishi.com/


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  <本日のテーマ> 肺炎の予防
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



 ○今、話題のガン漢方!
  http://www.tensen.com/



最近、医学会の中では漢方薬っていうのが、

見直されているんですよ。



昔は何故効果があるのかわからない、って事で

漢方薬は西洋の薬より下と考えられていました。

でも最近は、どうして効果があるのか、っていう

しっかりした研究データーが出てきているので、

再評価されているんですよ。



漢方薬の中でも、ガンの治療で注目されているのが、

「天仙液」という薬です。

テレビや本でも紹介されていますよ。



これは漢方の本場、中国政府から認可されているものです。

興味のある人は、見てくださーい。



 ○「天仙液」
  http://www.tensen.com/



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今週も「肺炎」について。

まずは、先週までの復習。



 ●肺炎とは

  ○肺に細菌やウイルスが入って、炎症が起きる病気。

  ○肺炎の症状は、高熱、咳、痰、など

  ○日本の死因の第3位が肺炎で、年々増えている。

  ○肺炎で亡くなる方のほとんどは高齢者なので、

   特に高齢者の肺炎は要注意。



 ●肺炎の種類、原因

  ○感染性肺炎

   ▲細菌性肺炎

   ▲ウイルス性肺炎

   ▲マイコプラズマ肺炎(非定形肺炎)

   ▲真菌性肺炎

  ○感染性以外の肺炎

   ▲リウマチ、膠原病、薬剤などが原因の

    間質性肺炎など。



 ●肺炎の症状

  ○咳、痰

  ○高熱

  ○呼吸困難、食欲低下、胸痛、など



 ●肺炎の検査、診断

  ○胸部レントゲン写真、胸部CT

  ○血液検査

  ○培養検査



 ●肺炎の治療

  ○細菌性肺炎の場合、抗生剤による治療。

  ○細菌によって異なる抗生剤が必要なので、

   痰培養の検査を行う事も重要。

  ○対症療法として、痰を出す薬、咳止め、

   解熱剤による治療もある。



 ●誤嚥(ごえん)性肺炎とは

  ○食べ物や飲み物、唾液や胃液を誤嚥して、

   起きてしまう肺炎の事。

  ○誤嚥性肺炎の治療は抗生物質。

 ▲誤嚥性肺炎の予防

  ○口腔内のケア

  ○食べた後、すぐに横にならない。

  ○飲み薬



肺炎というのは、肺に炎症が起きて、

咳や痰、高熱などの症状が出る病気です。



日本の死因の第一位はガン、二位は心疾患、三位は脳卒中、

というのが、ここ20年位続いていたんですが、2011年

からは、肺炎が第三位になって、どんどん増えています。



そんな肺炎の原因として最も多いのが細菌で、

特に肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が多いです。



肺炎の症状で多いのは、咳、痰、高熱などで、

重症になると呼吸が苦しくなるし、脱水になると

全身がだるくなって、食欲が低下する事もあります。



肺炎の診断には、胸部レントゲン写真や胸部CT、

採血や痰の培養検査などを行います。



肺炎の原因で最も多いのは細菌なので、

肺炎の治療は抗生物質という細菌を殺す薬がメインです。

それ以外に、痰を出す薬や、場合によっては咳止め、

そして脱水があるようなら点滴の治療もします。



肺炎の中でも、誤嚥(ごえん)性肺炎というのがあって、

食べ物や唾液、胃液などが肺に入ってしまって、

そこで炎症が起きて肺炎になるものもあります。



誤嚥性肺炎は、高齢者に多くて、普通の肺炎よりも

重症化しやすいから、注意が必要ですよ、

って話でしたね。



  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆    



そいじゃあ、今週も肺炎について。

今日は、「肺炎の予防」についてです。



 ●肺炎の予防

「肺炎の原因」の時にも書いた通り、

肺炎のほとんどは細菌が原因でなります。



肺炎の原因となる細菌の中でも、最も多いのは、

「肺炎球菌」という名前の細菌なんですよ。

市中肺炎っていう、病院以外の町中とかでなる

肺炎の3割から5割位が肺炎球菌性と言われています。



実は、この肺炎球菌という細菌に対しては、

ワクチンというのが存在するんです。

インフルエンザワクチンとか、そういうのと同じです。



1年くらい前に、テレビや雑誌などで報道されて、

一時品切れになった事もあるくらいですから。

「肺炎球菌ワクチン」、知っている人もいますかね。



インフルエンザの場合でもワクチンを打ったら

100%予防できるって事はないのと同じように、

肺炎球菌ワクチンを打ったら、肺炎球菌による

肺炎を完全に予防できる、という訳ではありません。



でも、高齢者で肺炎球菌ワクチンを打つと、

肺炎の死亡率を70%も減らすことが出来た、

という研究もあるし、重症化するのを減らすことが出来る、

死亡率を減らす事ができる、と言われています。



しかも、インフルエンザワクチンは効果が3か月とか、

それ位しか続かないし、インフルエンザは流行りがあるので

毎年ワクチンを打つ必要があるんですけど。

肺炎球菌ワクチンは、一回打てば5年は効果あるんですよ。



2009年までは、一生に一度しか打っちゃダメ、

という変な決まりがあったんですけど、

今はそんな縛りもなくなったので、心配ないしね。



問題は、保険が効かないので、7000円から1万円

くらいの値段が自己負担、って事でしょうか。

それでも、地方自治体によっては、65歳以上の人は

助成金が出る、とかって所もかなり多くなっていますから。

興味のある人は、ちょっと調べてみてくださいね。



アメリカやヨーロッパでは、かなり多くの高齢者が

肺炎球菌ワクチンを打っていて、アメリカでは

だいたい半分位の人が打っているんですよ。



でも、日本ではまだ1割くらいの人しかやってないので、

これからもっと普及させるべきだと思います。



高齢者の方は、免疫力も下がっていますし、

肺炎になると死亡率も高いですから、

まだワクチン打っていない人は、考えといて下さいね。

お勧めですよ。



それと、もしタバコを吸っている人でしたら、

止めた方が良いですね。

心筋梗塞とか脳梗塞とか、食道がん、喉頭ガンなど、

タバコを吸っているとなりやすい病気もあるので、

タバコは止めた方が良いに決まっているんですけど。



肺炎に関しても、タバコを吸っている人は

肺炎になりやすいですし、肺に病気があると、

肺炎が重症化しやすい、死亡率が高いと言われています。



あと、免疫が低下していると肺炎になりやすいので、

睡眠はしっかり取る、とか規則正しい食事をして

栄養はしっかり摂る、というのも大事ですよ。



それと、前回書いた誤嚥性肺炎を防ぐために、

ゆっくり食べて、誤嚥しないようにする。

そして、きちんと歯を磨いて口の中を清潔にする、

という事も肺炎の予防になります。



そんな訳で、本日は「肺炎の予防」についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



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【今日のまとめ】                            
             

 ●肺炎の予防

  ○肺炎球菌ワクチンを打つ。

   特に65歳以上の高齢者。

  ○タバコを吸っている人は、禁煙する。

  ○睡眠はしっかり取る、栄養はしっかり摂る。

  ○ゆっくり食べて、誤嚥しないようにする。

  ○きちんと歯を磨いて口の中を清潔にする、



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【編集後記】

肺炎予防は、圧倒的に「肺炎球菌ワクチン」です。

去年の春くらいだったかな、一時話題になって

品薄になった時もありましたけど、今は十分にありますから。

高齢者の方や、糖尿病とか他に病気を持っている人は、

医師と相談してみて下さいね。



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なんか、すごい風強いんですけど、うちの周りだけでしょうか。

花粉症じゃないけど、目がシバシバします。





































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