生活情報ニュース

生活情報のメルマガをWEBでご覧になれます。情報収集にどうぞ。

「やぶ医師のひとりごと」 肺炎、総まとめ

「やぶ医師のひとりごと」 肺炎、総まとめ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 373号  ◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   2013年3月29日発行 購読者数 8681名
───────────────────────────

 ブログ:「健康、病気なし、医者いらず」
    http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/

 HP:「病気の症状と予防」
    http://www.yabuishi.com/


_________________________
  <本日のテーマ> 肺炎、総まとめ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



長かった肺炎についても、今日で最後ですので。

いつものように、全部復習していきますよ。



 ●肺炎とは

  ○肺に細菌やウイルスが入って、炎症が起きる病気。

  ○肺炎の症状は、高熱、咳、痰、など

  ○日本の死因の第3位が肺炎で、年々増えている。

  ○肺炎で亡くなる方のほとんどは高齢者なので、

   特に高齢者の肺炎は要注意。



 ●肺炎の種類、原因

  ○感染性肺炎

   ▲細菌性肺炎

   ▲ウイルス性肺炎

   ▲マイコプラズマ肺炎(非定形肺炎)

   ▲真菌性肺炎

  ○感染性以外の肺炎

   ▲リウマチ、膠原病、薬剤などが原因の

    間質性肺炎など。



 ●肺炎の症状

  ○咳、痰

  ○高熱

  ○呼吸困難、食欲低下、胸痛、など



 ●肺炎の検査、診断

  ○問診

  ○身体所見の診察

  ○胸部レントゲン写真

  ○胸部CT

  ○血液検査

  ○培養検査



 ●肺炎の治療

  ○根本的な治療は肺炎の原因である細菌を殺す、

   抗生剤を使った治療。

  ○細菌によって異なる抗生剤が必要なので、

   痰培養の検査を行う事も重要。

  ○対症療法として、痰を出す薬、咳止め、

   解熱剤による治療もある。

  ○もちろん、安静にして脱水にならないように

   水分を十分に摂る事も大事。



 ●誤嚥(ごえん)性肺炎とは

  ○食べ物や飲み物、唾液や胃液を誤嚥して、

   起きてしまう肺炎の事。

  ○誤嚥性肺炎の治療は抗生物質。

 ▲誤嚥性肺炎の予防

  ○口腔内のケア

  ○食べた後、すぐに横にならない。

  ○飲み薬



 ●肺炎の予防

  ○肺炎球菌ワクチンを打つ。

   特に65歳以上の高齢者。

  ○タバコを吸っている人は、禁煙する。

  ○睡眠はしっかり取る、栄養はしっかり摂る。

  ○ゆっくり食べて、誤嚥しないようにする。

  ○きちんと歯を磨いて口の中を清潔にする。



  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆    



肺炎というのは、肺に炎症が起きて、

咳や痰、高熱などの症状が出る病気です。



日本の死因の第一位はガン、二位は心疾患、三位は脳卒中、

というのが、ここ20年位続いていたんですが、2011年

からは、肺炎が第三位になって、どんどん増えています。



肺炎で亡くなる方の多くは高齢者で、高齢者の場合は

重症化する事も多いので、特に注意が必要なんですよ。



そんな肺炎の原因として圧倒的に多いのが細菌で、

特に肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が多いです。

それ以外にも、ウイルスやカビ、マイコプラズマという、

細菌とウイルスの中間、みたいやつが原因の事もあります。



肺炎の症状で多いのは、咳、痰、高熱などで、

重症になると呼吸が苦しくなるし、脱水になると

全身がだるくなって、食欲が低下する事もあります。



肺炎と診断するために最も重要なのは問診で、

いつから熱があるのか、咳や痰はどの位続いているか、

など詳しく聞いていきます。



そして、その後に胸部レントゲン写真や胸部CT、

採血や痰の培養検査なんかも行って診断します。



肺炎の原因で最も多いのは細菌なので、

肺炎の治療は抗生物質という細菌を殺す薬がメインです。

軽い肺炎の場合や若い人の場合は、外来で内服の抗生物質を

処方して家で飲んでもらいます。



重症の場合とか、高齢者で食欲も低下している、

脱水もある、などの場合は入院して抗生物質の

点滴を行って治療します。



それ以外に、痰を出す薬や、場合によっては咳止め、

そして脱水があるようなら点滴の治療もします。



肺炎の中でも、誤嚥(ごえん)性肺炎というのがあって、

食べ物や唾液、胃液などが肺に入ってしまって、

そこで炎症が起きて肺炎になるものもあります。



誤嚥性肺炎は、高齢者に多くて、普通の肺炎よりも

重症化しやすいから、特に注意が必要なんですよ。



肺炎を予防するのに、最も重要なのが、

「肺炎球菌ワクチン」というものです。

肺炎の原因で最も多いのは、肺炎球菌という細菌です。

このワクチンを打てば、肺炎になる確率を減らす事ができ、

死亡率や重症化する確率も大幅に減らす事が可能です。



また、インフルエンザワクチンと違い、一回打てば

5年位効果が持続するワクチンなので、大変良いもの

ではあるんですが、日本ではまだそんなに普及してません。

65歳以上の高齢者は出来れば打った方が良いですよ。



他に肺炎の予防法としては、タバコを吸っている人は止める。

睡眠、栄養をしっかり取る。



それと、誤嚥性肺炎を防ぐために、

ゆっくり食べて、誤嚥しないようにする。

そして、きちんと歯を磨いて口の中を清潔にする、

という事も肺炎の予防になります。



そんな訳で、本日は「肺炎、総まとめ」についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                       
 
【今日のまとめ】                            
             

 ●肺炎、総まとめ

  ○本文を読んでね!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



【編集後記】

肺炎については、今日で終わりでーす。

高齢者を中心に、肺炎の人はどんどん増えていますし、

亡くなる方も増えている病気ですので、要チェックですよ。




Dr .Iのブログはこちら!

 ○「健康、病気なし、医者いらず」
 http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/



「やぶ医師のひとりごと」のバックナンバーは、

このホームページで公開されていますから。

こっちも読んで、復習してね!

 ◎「病気の症状と予防」
  http://www.yabuishi.com/

 ○「やぶ医師のひとりごと」、バックナンバー 
  http://archive.mag2.com/0000180417/index.html



Dr. Iの無料レポート集でーす!

 ★日本一わかりやすい!「高血圧」
 http://www.muryoj.com/get.php?R=826&M=874

 ★日本一わかりやすい!「糖尿病」
 http://www.muryoj.com/get.php?R=824&M=874

 ★「大学病院のうそ」~現役医師(Dr. I)が暴露する、
   大学病院の秘密  
http://mailzou.com/get.php?R=442&M=385

 ★「医者のホンネが丸わかり!(改)」
 http://www.gekizou.biz/report.php?aid=1971&cid=9539

 ★気をつけて!死んじゃうかも!
   フライトの旅行で注意すべき病気!
  http://mailzou.com/get.php?R=3920&M=385



これらの無料レポートをダウンロードすると、

他のメルマガにも自動で登録されますよ。

必要なければ、自分でメルマガを解除して下さいね!



 【クリック募金のお願い】

読者の皆様へお願いです。

クリック募金に参加しています。

http://www.dff.jp/



このサイトには、8の募金サイト(企業)があります。

各サイトを1日1回だけクリックすると1円の募金が出来ます。

あなたに代わって企業が寄付する仕組みなんですよー。

私と一緒に、1日1回8クリックして社会に貢献しませんか?
  ↓ ↓ ↓
http://www.dff.jp/
    



------------------------------------------------------------



 ● はじめて購読された方へ


このメルマガの内容については悪用しなければ、

あなたのメルマガ、ブログへの引用、転載は自由です。

(著作権を放棄するものではありませんので、あしからず)

その時には、必ず出典を明記してくださいね!

メルマガ名:「やぶ医師のひとりごと」   
URL: http://www.mag2.com/m/0000180417.html 



 無料レポートをご請求いただいた方は

 サイトに記載のとおり代理登録させていただいています。

 私は複数の無料レポートを配布しており、無料レポートは、

 代理登録をご了承いただく方へ限定でお送りしています。

 配信解除をご希望の方は下記のURLよりお願い致します。
  http://www.mag2.com/m/0000180417.html



【注意・免責事項】

 ●一般の方向けの内容なので、なるべく医学用語は避けて

  簡単な表現を使用しております。

 ●ご自分の責任の範囲でご利用ください。

  記載内容を利用し生じた結果について、

  当方では責任がとれませんのでご了承ください。

 ●メルマガで紹介した商品、無料レポートの購入、

  購読に関しては、自己責任で行って下さい。



頂いたメッセージには全て、目を通させて頂いております。

メルマガに直接返信していただいても届きますよ。

ご質問ご意見ご感想 お待ちしておりまーす。
→ yabuishi2000@yahoo.co.jp



読者の皆様から送られたご意見、ご感想の一部は、

このメルマガに掲載させて頂く場合がありますよ。

もし御迷惑でしたら、「掲載不可」と書いて下さいね。



============================


購読ありがとうございます。

【連絡先】 yabuishi2000@yahoo.co.jp

【発行者】 Dr. I

【登録・解除はコチラ】 http://www.mag2.com/m/0000180417.html

【ブログもよろしく】 健康、病気なし、医者いらず
     http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/

           やぶ医師のつぶやき
         http://blog.m3.com/yabuishitubuyaki

    ホームページ: 「病気の症状と予防」
         http://www.yabuishi.com/


============================





















































































































さあ、次からは何の病気にしましょうかねー。

いくつか候補は挙げているんですけど、

まだどれにしようか、迷っています。




































(「やぶ医師のひとりごと」は
「まぐまぐ」を利用して配信しています。
 まぐまぐさん、いつもありがとうございます!)