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「やぶ医師のひとりごと」 肺炎の症状

「やぶ医師のひとりごと」 肺炎の症状

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 368号  ◆
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   2013年2月22日発行 購読者数 8732名
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  <本日のテーマ> 肺炎の症状
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



先々週からは、「肺炎」についてでしたね。

まずは、先週までの復習。



 ●肺炎とは

  ○肺に細菌やウイルスが入って、炎症が起きる病気。

  ○肺炎の症状は、高熱、咳、痰、など

  ○日本の死因の第3位が肺炎で、年々増えている。

  ○肺炎で亡くなる方のほとんどは高齢者なので、

   特に高齢者の肺炎は要注意。



 ●肺炎の種類、原因

  ○感染性肺炎

   ▲細菌性肺炎

   ▲ウイルス性肺炎

   ▲マイコプラズマ肺炎(非定形肺炎)

   ▲真菌性肺炎

  ○感染性以外の肺炎

   ▲リウマチ、膠原病、薬剤などが原因の

    間質性肺炎など。



肺炎というのは、肺に炎症が起きて、

咳や痰、高熱、などの症状が出る病気です。



日本の死因の第一位はガン、二位は心疾患、三位は脳卒中、

というのが、ここ20年位続いていたんですが、2011年

からは、肺炎が第三位になって、どんどん増えています。



肺炎で亡くなられる方は、ほとんどが高齢者なので、

年齢の高い方は、要注意なんですよ。



そんな肺炎の原因として最も多いのが細菌で、

特に肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が多いです。

その他に、ウイルスやカビ、マイコプラズマというのが

原因で肺炎になる場合もあります、って話でしたね。



  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆    



そいじゃあ、今週も肺炎について。

今日は、「肺炎の症状」についてです。



 ●肺炎の症状

肺炎の症状で有名なのは、咳、痰、そして発熱(高熱)です。

肺に細菌(ばい菌)が入って、そこで炎症が起こる、

というのが肺炎という病気です。



人間の体には「自然治癒力」というのがありますよね。

具体的には、体の中に悪い物が入ると

それを外に出そうとする力とか。

細菌とかウイルスとかが入ってきたら、

それを殺そう、という力です。



こういう力の事を、「免疫力」という風に

言う場合もあります。



免疫力というのは、体温が高いほど高くなるので、

体の中に細菌とかウイルスが入ると、人間の体は

体温を上げて、免疫が働きやすくなるように

細菌やウイルスを殺し易い状態を作ります。



だから、風邪やインフルエンザ、肺炎になった時に

無理に熱を下げる、というのは良い治療じゃないんですよ。



高熱が出て、具合が悪い、脱水がひどくなる、

というような状態の時は熱を下げても良いんですけどね。

それは、間違わないようにしましょう。



そいで、熱が上がって人間の体が肺にいる細菌やウイルスを

やっつけたら、その残骸が出てきます。

その残骸を外に出すのが、痰の役割なんですよ。



肺炎や気管支炎など、細菌が多い場合の痰というのは、

色が黄色っぽいとか緑っぽい色をしています。

逆に、透明の場合はあんまり細菌がいない、

という場合が多いです。



んで、痰を外に出しやすくするために、咳をします。

痰が出にくい時に、わざと「ゴホン、ゴホン」

って、咳をする事ありますよね。

あんな感じです。



だから、痰を止める、咳を止める、っていうのは

必ずしも良い治療ではないんですよ。



咳があんまり酷いとノドもかなり痛くなってしまうので、

咳が酷い時は、咳止めの薬を出す事もあるんですけど。

止めれば良いってもんではありません。



ちなみに、咳止めの薬はあるけど、痰を止める薬

っていうのはなくて、痰が出やすくなる薬、

という薬を使って治療を行います。



肺というのは、呼吸をする臓器、つまり

酸素を取り込む臓器なので、肺の炎症が大きくなると

酸素を取り込む能力が下がってしまいます。



こうなると、呼吸が苦しくなってしまうんですよ。

重症の肺炎の場合は、呼吸不全の症状が出る事もあります。



更に、高熱が出ると汗もたくさん出ますので、

脱水になる場合もあります。

脱水状態になると、食欲が低下したり、

全身がだるくなる、という症状も出ます。



高熱が出ると、インフルエンザなんかでもそうだけど、

悪寒がする事もあります。



それと、肺とか心臓とか、胸にある臓器を包んでいる膜を

「胸膜」というんですけど。

肺炎で炎症が胸膜まで及んでしまうと、

胸が痛い、という症状が出る場合もあります。



ちなみに、肺そのものには神経がないので、

肺だけの炎症では胸が痛くなる事はありませんよ。



そんな訳で、本日からは「肺炎」についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



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【今日のまとめ】                            
             

 ●肺炎の症状

  ○咳、痰

  ○高熱

  ○呼吸困難、食欲低下、胸痛、など



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【編集後記】

ただの風邪だったら、熱もそんなに上がらないし、

咳とか痰とかもさほど出ない事が多いんですけど。

痰が多くて、特に色がついている場合で、

高熱が出ている時は、肺炎の可能性がありますから。

要注意ですよ!



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インフルエンザは、やっと落ち着いてきたかな。

でも、肺炎とか心不全は相変わらず多い印象です。















































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